今も地元の人々の信仰を集める由緒正しい式内社です。 特に地震封じの要石でも有名で遠くから多くの方が見えられます。 宝殿は国の重要文化財です。 住 所 〒518-0226 三重県伊賀市阿保1555 問合せ TEL 0595-52-1050 ホームページ:http://www.jinja-net.jp/oomura-jinja/ |
大村神社は「延喜式」(九二七年)の神名帳に社名が記載されています。神名帳には、当時全国に無数にある神社の中から御由緒が正しく、 かつ朝廷の崇敬の厚い神社が選ばれています。又、それ以前の「三代実録」(九〇一年)に、八六三年に神位が正六位上から一階級昇進し従五位下に叙せられたことの記載があり、 当時からこの地方きっての古社であることがうかがえます。当社の主神、大村の神の御名は、現存する日本最古の書物「古事記」(七一二年)や 「日本書紀」(七二〇年)に「伊許婆夜和気命」「池速別命」とそれぞれ記されています。
11月2〜3日は秋の大祭です。2日の宵宮は夜店が立ち並びこの地独自の獅子舞が奉納され、3日は本祭で厳かに祭礼や湯神楽が行われ最後は餅まきがある華やかなお祭りです。
神社は地震封の要石で有名で遠くから多くの方が見えられます。
伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎が隣接しています
大村神社には全国に四つしか無い要石の一つが有ります。四つの要石とは鹿嶋市の鹿島神宮、香取市の香取神宮、伊賀市の大村神社、宮城県加美町の鹿島神社です。
伊賀市文化財の「虫食いの鐘」は大村神社の神宮寺だった禅定寺の鐘です。この鐘には娘の大事にしていた鏡を鋳込んだ鐘の乳(突起)が虫が食ったように崩れ出したというお話があります。実際この鐘の乳はほとんど無くなっています。
国の重要文化財に指定されている宝殿です。元の古い本殿で、桃山時代の古様を残す神社建築です。彩色は新たに美しく復元されています。